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左のカテゴリー・ボタンをお使いください。テーマ別に大まかに分かれており、短い文(日誌・雑記)を省いて並べることができます。


ホッパーの絵はドキュメンタリーと言えるかどうか — 「撮るひと」が「絵を観る」ときに思うこと
ホッパー作「夜更かしの人々」(19242) ※注記 上の画像、エドワード=ホッパーの絵画『夜更かしの人々(Nighthawks)』(1942)は、2017年に著作権の更新が放棄されています(パブリックドメイン)。そのため私は本文中にこの画像を使用しました。 この絵をはじめて観たのは、約30年前に訪れたアメリカのシカゴ美術館での展示でした。それ以来、ホッパーの作風に興味を持ち、2000年の東京・Bunkamura ザ・ミュージアム『エドワード・ホッパー展』や2011年、国立新美術館『モダン・アート,アメリカン』展で、ふたたび彼の作品を観る機会を得ました。 エドワード=ホッパーの絵の題材の多くは、彼の完全な空想ではなく、実在の風景や人物にによるものです。 本文のはじめに載せた『夜更かしの人々』の作品の舞台となっているバー・カウンター付きのダイナー(レストランか?)、NYマンハッタンのグリニッジ通りにかつて実在しました。彼はこの場所になんども通ってスケッチとメモをおこなっています。そして、この絵の場面の登場人物 — 深夜のバー・カウンターに座る1組の男
4 日前読了時間: 4分


動画よりも活字よりも、見たくなる — 不思議な写真集を「解体する」
風呂場の湯船に浸かって小説を読んだりタブレットでYOUTUBEのニュース動画を観たり、食事のあと、コーヒーを飲みながら写真集を眺めたりなど、これらのこと — 何かを読んだり・観(見)たりするのを、自宅で過ごす自由な時間に私はおこなっている。 その中で、「読む」や「観る」に比べて、特に最近は「見る」に時間を割くことが多い。写真家の本や美術雑誌のバック・ナンバー、画家の作品集や図録などを本棚から取り出してよく見ている。 その中でも気に入っているのが、スティーブン=ショア『作品集』だ。 これは、カラープリントの写真がアートとして認められ始めた1970年代の初頭より活躍している彼の、スペイン各地でおこなわれた大回顧展にあわせて作られた解説本で、これまでの仕事と業績についての記事だけでなく、キャリアにおいての彼の代表作の写真が数多く収録されている。その大きさは最大23×27センチで、たとえば有名な写真集である『American Surface』や『Uncommon Places』ならその全ての写真が載っていて、見ごたえがある。 やはり、最も評価の高い『Un
4 日前読了時間: 4分


不親切だが、温かい写真集『A pound of Pictures』アレック=ソス(2022)
A Pound of Pictures Alec=Soth 『A pound of Pictures』は、アメリカの写真家 Alec Soth が2022年に出した写真集です。彼はおもに北米大陸の中西部を旅し、行く先々で出会った風景・静物・人物を撮影して、それらを66点にまとめてこの1冊の本にしました。 タイトルは、直訳すれば「総重量1ポンド(約450g)の写真たち」となりますが、これは彼の意図するものではないでしょう。おそらく「ざっと一掴みの、取るに足らない写真たち」といった意味のタイトルだと私は思います。 確かに66点の写真を見通しても、訴えたいメッセージや読みとってほしいテーマなどは浮かんできません。せいぜい「アメリカ内陸部に点在する中核都市の街角の様子や近くにある自然(森林や滝)と、そこの人々の生活の一部が何となく伝わってくる」くらいのものです。 写真集『A pound of Pictures』は、作者の考える脈略がわかりやすく伝わるような順序で写真が収められた本ではありません。都市風景写真・ポートレート・街角にある静物を捉えた
4 日前読了時間: 2分
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